経営学

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キーワード

近代組織論

  1. バーナードの組織論と考えてよい。バーナード理論は「出現して80年以上経つが,現在までのところ,残念ながらこれを超えられる 経営理論は現れていない」(片岡ほか 2010: 32)。

新古典派の組織論

  1. 代表はフォレットの「協働の理論」、メイヨーとレスリスバーガーの「人間関係論」である。

古典派の組織論

  1. テイラーとファヨールを始祖とする。
  2. 古典派の組織イメージは「機械モデル」と呼ばれ、ウェーバーの「官僚制組織」につながる。

経済学と経営学

  1. 経済学の始まりはアダム・スミス (『国富論』1776年) であり、経営学の始まりはテイラーとファヨールである。
  2. 経済学と経営学は「市場経済の科学」であるという点で共通するが、互いに異なる人間観を前提としている。経済学では、人間は完全に合理的な行動をする (= 完全合理性) という前提があるのに対して、経営学では、人間は能力的に完全な合理性は発揮できない (= 限定合理性) という前提がある。

所有と経営の分離

  1. 「株式会社を所有する者」と「株式会社を経営する者」が異なること。「株式会社を所有する者」は株主であり、「株主会社を経営する者」は代表取締役などである。ここで、株主が間接的に経営に関与する場合は「形式的な所有と経営の分離」といい、そうではなく代表取締役などが経営を握っている場合は「実質的な所有と経営の分離」という。

戦略は組織に従う

  1. アンゾフが『経営戦略論』のなかで唱えた命題。ざっくり言えば、「組織が適切な能力を持ってこそ、戦略が活きる」ということ。チャンドラーが Strategy and Structure で「組織は戦略に従う」と述べたのを踏まえている。
  2. ウィキペディアの記事「イゴール・アンゾフ」に説明がある:
    https://ja.wikipedia.org/wiki/イゴール・アンゾフ#戦略は組織に従う

keiretsu

  1. 「系列」は日本における企業間の協力関係を指すが、その協力関係には日本特有の強力さがあるらしく、keiretsu がそのまま英単語として用いられる場合がある。『リーダーズ英和辞典』には見出し語として登場している。

組織構造と組織文化

  1. 組織構造は組織のハード面を指し、組織文化は組織のソフト面を指すという説明がよくなされる。

研究者

Mary Parker Follett

  1. 1924: Creative Experience (『創造的経験』)
  2. 哲学の造詣が深い。「物自体」というカント哲学の概念が登場したり、ケーラーをはじめとするゲシュタルト心理学派に関する章があったり。
 

Frederick Winslow Taylor

  1. 1903: Shop Management (『工場管理論』)
  2. 1911: The Principles of Scientific Management (『科学的管理法の原理』)
  3. 「直観的に効率的」から「客観的に効率的」へ。「やってみたら早かった」から「データを分析したらこっちのほうが早い」へ。
  4. 「テイラーの努力によって,マネジメントは単なる経験からひとつの科学に昇華したのである。」(片岡ほか 2010: 9)

Fritz Jules Roethlisberger

  1. ホーソン実験によれば、組織の一員がいわば二重人格者として生きるという技能を持つことが重要であるという。その技能を開発するためのカウンセリング技術について研究したのがレスリスバーガーである。

教科書

名著

著作
1911 テイラー『科学的管理法の原理』
1916 ファヨール「産業ならびに一般の管理」
1938 バーナード『経営者の役割』
1945 サイモン『経営行動』
1949
|
1967
カンピオン『私企業論』
1951
|
1969
グーテンベルク『経営経済学原理』
1958 グーテンベルク『経営経済学入門』
1961 バーンズ & ストーカー, The Management of Innovation
1965 ウッドワード『新しい企業組織』
1979 アンゾフ『戦略経営論』
1985 シャイン『組織文化とリーダーシップ』

暗記

  1. 「経営」の四領域

    制度の選択、戦略の形成、組織の枠組み作り、組織における人間への対応。

  2. アンゾフのマトリクス

    市場浸透、製品開発、市場開拓、多角化。

  3. エーベルによる事業の定義

    顧客層、技術、顧客機能 (= 顧客ニーズ)。

  4. ポーターによる5フォース分析

    新規参入の脅威、売り手の交渉力、買い手の交渉力、代替製品・サービスの脅威、業界内の競合。

  5. ポーターによる競争戦略

    コスト・リーダーシップ、差別化、集中 (= コスト集中 + 差別化集中)。

  6. 事業システムの構成要素

    事業コンセプト (= 事業の定義)、企業内で行う活動の決定、企業間の協力関係構築

  7. テイラーの信奉者または支援者6名

    バース、ガント、クック、エマーソン、ギルブレス夫妻、ル・シャトリエ。