IT ストラテジスト

14:35:00

午前 II

  1. ある人の年齢、飲酒の頻度及び喫煙本数から、その人のガンの発症確率を推定するモデルを構築した。このとき用いられる分析手法はどれか。
  2. 利用者要件のうち、非機能要件項目はどれか。
  3. 消費者市場のセグメンテーション変数はまるごと覚えよう。
  4. ブランド戦略における、ブランドエクイティを説明したものはどれか。
  5. J. L. ヘスケットと W. E. サッサーが提唱したサービスプロフィットチェーンの説明はどれか。
  6. ダブルビン方式の特徴はどれか。
  7. BIM/CIM の説明はどれか。
  8. ベイズ統計の説明として、適切なものはどれか。
  9. 活動基準原価計算 (Activity-Based Costing) を導入して実現できることはどれか。
  10. 資金決済法における暗号資産に関する記述として、適切なものはどれか。
  11. サイバー攻撃に関する脅威に対処するために、非合法な手段を使わずに入手できる公開情報について、収集、分析及び活用が進んでいる。
  12. (ABC分析と競合分析)。
  13. D. J. ティースが提唱したダイナミック・ケイパビリティの説明として、適切なものはどれか。
  14. インバウンドマーケティングの説明はどれか。
  15. 企業システムにおける SoE (Systems of Engagement) の説明はどれか。
  16. インダストリー4.0の重要な概念であるサイバーフィジカルシステム (CPS) の説明はどれか。
  17. 問題解決に当たって、現実にとらわれることなく理想的なシステムを想定した上で、次に、理想との比較から現状の問題点を洗い出し、具体的な改善策を策定する手法はどれか。
  18. 固定資産について回収可能価額と帳簿価額とを比較し、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、その差額を損失として認識し、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額する会計手続はどれか。
  19. 総務省及び経済産業省が策定した "電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト (CRYPTREC 暗号リスト)" を構成する暗号リストの説明のうち、適切なものはどれか。
  20. "政府情報システムのためのセキュリティ評価制度 (ISMAP) 管理基準" に関する記述のうち、適切なものはどれか。
  21. 経済産業省が策定した "「DX推進指標」とそのガイダンス" におけるDX推進指標の説明はどれか。
  22. システム化構想の段階で、ビジネスモデルを整理したり、分析したりするときに有効なフレームワークの一つであるビジネスモデルキャンバスの説明として、適切なものはどれか。
  1. 複数の要素から一つの確率を求める → ロジスティック回帰分析。
  2. 拡張性や移行性などの最悪なくても問題ないやつ。
  3. 人口統計的変数 (年齢・職業)、地理的変数 (人口密度)、行動的変数 (ロイヤルティ)、心理的変数 (ライフスタイル)。
  4. ブランドの資産。
  5. 従業員満足度と顧客満足度の相乗効果。サービスを与える側もサービスを受ける側もハッピー。
  6. 容器が二つあるから、在庫調査が不要。
  7. ビムシム。Building / Construction だから建築系。
  8. 事前分布・事後分布。
  9. 発生要因 = 活動なのかは知らないが、とりあえず、そう覚えておこう。
  10. 暗号資産といえばブロックチェーン。
  11. OSINT。オープンソース。
  12. ABC分析はパレート図を使った分析。競合分析はSWOT分析や3C分析などを一括りにしたもの。
  13. ダイナミック → 環境の変化があり、それに適応する。
  14. 外国人旅行客と同じで、向こうから勝手に来るイメージ。自ら主体的に。
  15. エンゲージメント → 顧客とのつながり。
  16. 実世界と仮想空間をつなげるイメージ。
  17. ワークデザイン法。詳しくはよく分からない。
  18. 減損損失分を減額する、減損会計。
  19. 電子政府推奨暗号リスト - 推奨するもののリスト。
  20. ガバナンス基準の実施主体は経営陣であり。
  21. 新たな価値を創出。
  22. 9つのブロック。

午後 I

令和5年度 問2

令和5年度 問1

午後 II

平成27年度 問1

【28分経過】
【44分経過】
1 ITを活用したグローバルな事業の概要と特性、並びに事業戦略

1−1 ITを活用したグローバルな事業の概要と特性

A社は東京に本社を置き、ベトナムに製造工場を複数持つアパレル企業である。東京本社がベトナム工場に対して製造指示を出し、それで受けて、ベトナム工場が製品である衣服を製造、海外に輸出している。ベトナムの安価な労働力を利用し製品をグローバルに販売するこのスタイルは、A社が20年前に開始し売上を向上につなげてきたものである。私はA社の情報システム部に所属し東京本社及びベトナム工場で利用されるシステムの導入・保守に携わってきた。

着々と売上を伸ばしてきたA社だが、近年、A社と同じく東南アジアの労働力を活用しグローバルな事業を展開するアパレル企業が増え、A社の売上は低迷している。そこでA社はこれまで製品の輸出先がアメリカやオーストラリア中国などをはじめとする先進国ばかりであったことを踏まえ、東南アジアの国々を中心とする新興国に輸出することを考えた。そこで手始めに生産国であるベトナムにおいて、地産地消の考え方を参考にし製品の販売を開始することにした。

1-2 事業戦略

A社は「新興国の市場拡大による売上向上」を事業戦略として掲げ、約1年後から本格的にベトナムでの製品販売をスタートすることを目指した。ベトナムでの実践を出発点として今度はタイ、ミャンマーなど近隣の国々への輸出、あるいは新工場の設置も視野に入れていた。
【1時間07分経過】

2 改革すべき業務機能、定義した業務組織と新しい業務の全体像、新システムの全体イメージ、及び特に重要と考えて検討した内容

2-1 改革すべき業務機能

ベトナムでの製品販売に向けて改善すべき業務機能は販売管理に関するものであった。なぜならばベトナムでは生産と輸出以外の業務を行った実績がなく、いかにしてベトナムでの製品販売を実現させるかを検討する必要があったからだ。

加えて販売管理は日本とベトナム間で連携して行うことが望まれた。ベトナムでの販売情報をベトナムで独立して管理するのでは、東京本社が適切な製造指示を出せなくなってしまう。一方、すべての販売情報を日本で管理する場合、ベトナムからは日本のシステムにアクセスしなければならず、非効率的である。

2-2 定義した業務組織と新しい業務の全体像

ベトナムでの製品販売実現に向けてまずはベトナムで販売部を作ることに決めた。またこの販売部にはベトナムでの既存システム導入に携わった情報システム部メンバーやベトナム工場の運用を知る従業員を派遣する。派遣されたメンバーが日本における販売管理の手法を伝達することで早期にベトナム販売部を軌道に乗せることを目指した。

業務フローとしては次のようなものである。まず、これまで東京本社が独自に行っていた製品開発にベトナムの販売部メンバーにも参加してもらう。会議はオンラインで開催し、製造すべき製品を決定する。その結果を踏まえ、ベトナム工場は従来通り手順で製品を製造する。これを輸出、またベトナムの販売店に配送することになる。

2-3 新システムの全体イメージと特に重要と考えて検討した内容

新システムの主要な機能は販売管理機能と顧客管理機能である。ここで販売管理機能は日本、ベトナム間で連携し一元的に管理することにした。なぜならば、どの製品が、どこで売れたかのデータは、次の製品を開発する上でに重要な情報であり、グローバルに連携しておくことが望ましいからだ。

一方で顧客管理機能はグローバルに連携する必要性が生じないものであり、各国で個別に構築することにした。また構築にあたっては現在東京本社で運用しているパッケージソフトのバージョンアップによってベトナムでの運用にも利用可能なシステムが構築できることを確認した。
【経過時間不明】

3 経営層に対する説明とその評価、並びにさらに改善の余地があると考えている事項

3-1 経営層に対する説明とその評価

私は経営会議に出席し経営層に対して新しい業務の全体像と新システムの全体像を説明した。そのとき、まず、新システムがコストを削減しながらも利益追求を特化した構成であることをアピールした。具体的には、顧客管理システムとして運用中のパッケージソフトの修正版を用いること、一方で、製品開発にあたって有益なデータを効率よく入手するために販売管理システムはグローバルに連携することを伝えた。

投資効果については新システムの導入によるIRRがハードルレートをわずかに下回るもののベトナムでの市場拡大、さらに近隣国への市場拡大によって、ハードルレートを上回ることを示した。以上の説明を受けて、経営層は新しい業務及び新システムが新興国の市場拡大の出発点となり、結果的にA社の売上向上につながる可能性が高いと評価した。そして、私の提案は「新興国の市場拡大による売上向上」といいう事業戦略に沿うものであるとして承認された。

3-2 更に改善の余地があると考えている事項

ベトナム国内及び近隣国での市場拡大によってIRRがハードルレートを超えるとしても、IRRがあくまで率を取り上げたものであることは忘れてはならない。私は市場拡大に伴う現地アパレル企業または物流事業者との連携を図ることで投資の定性的効果も視野に入れる必要があると考えている。
【1時間57分経過】
  1. 設計メモ用に「1-1 / 1-2 / ...」と各節の枠、及び「①」「②」と各段落の枠を作る。
  2. 設問に線を引き、各節のタイトルを決定する。なお、各章のタイトルは、二節構成なら「A、並びにB」とし、三節構成なら「A、B、及びC」とする。
  3. 問題文を読み、設計メモを記入する。引用すべきキーワードを丸で囲み、メモする。
  4. 思いつくところから段落の内容を決め、1段落1文でメモする。
  5. 全段落が埋まったら、前から順番に、1段落2-3文として文章構成を考え、書く。
  6. 最後まで書き終えたら、誤字・脱字をチェックする。
第1章(設問ア)

1 ITを活用したグローバルな事業の概要と特性、並びに事業戦略

A社は東京本社とベトナム工場を持つアパレル企業である。東京本社が生産管理システムを通じて製造指示を出し、ベトナム工場が製造した衣服を海外へ輸出する体制である。私は情報システム部に所属し、両拠点で利用するシステムの導入・保守を担当している。

A社はベトナムの労働力を活用したこのビジネスモデルで売上を伸ばしてきたが、近年は同様の戦略を取る競合が増え、売上が停滞している。これまで輸出先は先進国中心であったが、新興国市場にも活路を見出す必要があった。そこで、まずは生産拠点であるベトナムで、地産地消の考え方を取り入れた現地販売を開始する方針を決定した。

A社は「新興国市場の開拓による売上向上」を戦略に掲げ、約1年後のベトナム市場での本格販売を目指した。ベトナムでの成果を踏まえ、近隣国への展開も視野に入れた。情報システム部としては、販売管理システムの強化と現地販売体制の構築を支援し、戦略実現に貢献する方針とした。



第2章(設問イ)

2 改革すべき業務機能、定義した業務組織と新しい業務の全体像、新システムの全体イメージ、及び特に重要と考えて検討した内容

2-1 改革すべき業務機能

ベトナムでの販売に向け、最も改革すべきは販売管理である。これまでベトナムでは生産と輸出が中心で、販売管理の仕組みがなかった。販売情報を現地で独立管理すると日本本社が適切な製造指示を出せず、逆にすべてを日本で管理すると現地からのアクセスが非効率となる。双方で連携した販売管理体制が必要であった。

2-2 定義した業務組織と新しい業務の全体像

新たにベトナムに販売部を設置し、日本から情報システム部のメンバーやベトナム工場のスタッフを派遣した。彼らが日本の販売管理手法を現地スタッフに伝え、早期の業務定着を図った。

業務フローとしては、製品開発段階から現地販売部が参加し、オンライン会議で製品を決定。製品はベトナム工場で製造し、国内販売店へ配送するとともに輸出も行う。販売情報はシステムに登録し、日本とベトナムで共有される。

2-3 新システムの全体イメージと特に重要と考えた内容

新システムの主機能は販売管理と顧客管理である。販売管理は日本とベトナムで一元管理し、売上データを製品開発や需給調整に活用する。システムはクラウド化し、リアルタイムで情報共有を図った。

顧客管理はベトナム市場に適した独自運用とした。現地の商習慣に合った対応を行うためであり、日本本社で使用しているパッケージソフトのバージョンアップで現地でも運用可能とした。

重視したのはネットワーク障害対策と多言語対応である。オフライン入力機能を実装し、言語は日本語・ベトナム語・英語に対応。また、顧客情報は現地サーバーで管理し、現地法に準拠した。



第3章(設問ウ)

3 経営層に対する説明とその評価、並びにさらに改善の余地があると考えている事項

3-1 経営層に対する説明とその評価

経営会議で私は、新業務と新システムの全体像を説明した。販売管理システムをグローバルで連携し、現地販売情報をリアルタイムで共有することで迅速な需給調整が可能になる点を強調した。

顧客管理を現地独自運用とした理由として、現地の商習慣や言語対応が必要であることを説明し、実際のシステム画面も提示した。投資効果は初期はIRRがハードルレートを下回るが、近隣国への展開を見込めば十分に上回る見通しを示した。

経営層からは「新興国市場開拓として汎用性が高く、他国展開にも応用可能」と評価され、承認を得た。

3-2 さらに改善の余地があると考えている事項

市場拡大に伴い、現地アパレル企業や物流事業者との連携を進め、販売網の強化を図る必要がある。また、販売管理と顧客管理のデータを活用し、需要予測や在庫最適化を目指したデータ分析基盤の構築も検討している。これにより、柔軟で持続的な競争力を確立したいと考えている。

練習問題

令和5年度 問2

1 企画の概要と事業特性

1-1 企画の概要と背景

 私は〇〇 (以下、「当社」という) に勤めている。今回、「〇〇」という企画 (以下、「本企画」という) にITストラテジストとして携わった。本企画の目的は、〇〇である。
 本企画が立案される背景には、〇〇という事実があった。そのような事実を克服するために、当社は〇〇という経営戦略を打ち立てており、その一環として本企画は立案された。

1-2 事業特性
 当社の事業は大きく2つの事業特性を有する。1つ目は「〇〇」という事業特性である。〇〇。
 2つ目は「〇〇」という事業特性である。〇〇。

2 本企画の具体的な方針と内容

2-1 本企画の具体的な方針

2-2 本企画の具体的な内容1

2-3 本企画の具体的な内容2

3 経営層への提案と改善点

3-1 経営層への提案

3-2 改善点

キーワード

需要の価格弾力性

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