プロジェクトマネージャ

  1. テンプレート

基礎知識

ITのプロ46・三好康之 (2024)『情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2024年版』翔泳社. の章立てに合わせて、覚えておきたい用語をメモしておきます。

PMBOK と JIS Q 21500

  1. 心理的安全性

    周囲がありのままの自分を受け入れてくれるという安心感。A. C. Edmondson が提唱したと言われている。

経営戦略

  1. 事業環境分析の整理


    外部環境分析: PEST分析、ファイブフォース分析。 内部環境分析: VRIO分析、バリューチェーン分析。 どちらも: 3C分析、SWOT分析。

デジタルトランスフォーメーション

  1. PoC

    Proof of Content の略。概念実証。前例がない場合に検証を繰り返すこと。

アジャイル開発

  1. アジャイル宣言の背後にある原則

    顧客満足、変化、短時間、一緒、意欲、対面、動く、ペース、卓越と注意、シンプル、自己組織、振り返り。

価値の実現

  1. プロジェクト・ベネフィット

    価値を提供する行動、成果など。

プロジェクト立ち上げ〜プロジェクト計画まで

  1. フィージビリティスタディ

    実現可能性の検討。

  2. プロジェクト憲章

    プロジェクトオーナーやスポンサーが発行する文書。プロジェクトマネージャーが任命される。

  3. WBSとWP


    WBS: プロジェクトの成果物を要素分解した階層構造。
    WP: ワークパッケージ。WBSにおける最下位の作業。アクティビティはワークパッケージをさらに細分化したもの。

プロジェクト体制

  1. ステアリングコミッティ

    利害調整や意思決定を行う組織。利用者側の協力意識が低いときに命令してもらうとか。

責任分担マトリックス

  1. RAM, RACIチャート


    RAM: Responsibility Assignment Matrix の略。責任分担表。
    RACIチャート: 責任分担表の一種。Responsible, Accountable, Consult, Inform の頭文字をとったもの。

要員管理

リスクマネジメント

  1. 純粋リスクと投機的リスク


    純粋リスク: 損失しか生じえないリスク。
    投機的リスク: 利益も損失も生じうるリスク。

  2. 感度分析の表示方法2


    スパイダーチャート: レーダーチャートのこと?
    トルネードチャート: どちらかというとコマの形をしたチャート。

  3. デシジョンツリー

    決定木。

  4. プロジェクト計画策定時におけるリスクマネジメントの流れ

    特定 > 定性的分析 > 定量的分析 > 対応戦略 > 対応策。

  5. リスクに対する戦略5+5


    【マイナスリスクの場合】
    エスカレーション、回避、転嫁、軽減、受容。
    【プラスリスクの場合】
    エスカレーション、活用、共有、強化、受容。

過去問道場

各過去問題を解くのに必要な知識をまとめます。

令和5年

  1. アジャイル宣言の背後にある原則
    • 原則2「要求の本質を見抜き、変更は前向きに」に照らして、コストと変更受け入れのバランスを考慮したものを選ぶ。
  2. JIS Q 21500 (プロジェクト全体計画の作成)
    • 立ち上げ: プロジェクト憲章の作成。
    • 計画: プロジェクト全体計画の作成。
    • 実行: プロジェクト作業の指揮。
    • 管理: プロジェクト作業の管理。変更の管理。
    • 終結: プロジェクトの終結。得た教訓の収集。
  3. JIS Q 21500 (計画のプロセス群)
    • JIS Q 21500における「プロセス群及び対象群に関連するプロジェクトマネジメントのプロセス」という表を参照するとよい。
    • 具体的な計画系はすべて計画のプロセス群に属する。
  4. JIS Q 21500 (ステークホルダのマネジメント)
    • 21500でステークホルダ関係は「特定」と「マネジメント」の二つ。
    • 特定: プロジェクトに関係するステークホルダを明らかにすること。
    • マネジメント: ステークホルダの分析し、課題解決すること。

論述テンプレート

要件の膨張を防ぐ

  1. パッケージの導入を提案するが、どうせ不満の声が上がってカスタマイズ要求が飛んでくる。要件が膨張するのをできるかぎり防ぐために、事前にパッケージの有用性をアピールする。

論述の心得

  1. プロジェクトの進行について述べるときに考慮すべき事項を頭に入れておきたい。
  2. 一般的な文章作法には従わないほうがよい。
    • シタの連続を許容する。すべての文がシタで終わっても構わない。
    • 「さらに」「また」という情報追加の接続表現を積極的に用いる。

論述の便利表現

顧客を目的語にとる動詞表現

H19-2-3

設問ア

設問イ

設問ウ

H24-2-1

設問ア

設問イ

設問ウ